電柱にぶら下がったままの初恋は痺れをきかして睨んでる「そんなもんか?」と牙をむいて言うのさあれは幻か?夜になればベランダから 聞こえてくる過ちとかそんなのを混ぜた後悔を歌にしたような呪文が初恋が泣いている思ってるよりも近くで初恋が空を濡らすもしもこの夜があの子を奪うならそれもいいかもな小さい頃からのママの言いつけは今更だけれど響くよ「そんなものよ」と紅を引いて言うのさあれは本当なのか?いつになればベランダから 聞こえてくる夢の中で悪魔が唱えた変な呪文が消えるのだろうか初恋が泣いている思いもよらない別れの記憶から抜け出せずに引きずりすぎた心がほらこうして破れてく「愛してる?」 「愛してる」「愛してる?」 「愛してる」初恋が泣いている思ってるよりも近くで初恋が泣いている思ってるよりももっと近くで初恋が空を濡らすもしもこの世からあの子が消えるならそれもいいかもな忘れられるならそれもいいかもな